2006年11月 3日 (金)

竜王戦七番勝負第二局

今日は久しぶりに行ってみましょう。完全将棋ネタです。

 

まずは関連サイトから。

 

第19期竜王戦中継サイト

渡辺明ブログ 竜王戦七番勝負第二局。

 

棋譜は中継サイトから、指し手の解説も中継サイトと渡辺竜王自身のコメントからご参照下さい。素人的には今年一番の熱戦だったのではないかと思いました。故にコメントは将棋の内容そのものよりもその周辺の雑感です。

 

1.佐藤棋聖の後手番戦術

戦前予想でも多かったですが、最近多用しているゴキゲン中飛車でした。個人的にはかなりへんなのwを期待していたんですが、さすがにこれだけ対局が多いとアイデアのストックが足りないのか、それとも、渡辺竜王と読みがあわなすぎて披露する機会がないのか、いずれにしてもちょっと残念です。

ただ、印象ですが、佐藤棋聖は棋聖戦五番勝負で挑戦者の鈴木大介八段が予告した先手早石田、後手ゴキゲン中飛車のうち、後手番のゴキゲン中飛車になにかを見いだしているのかも知れません。佐藤棋聖の後手番でゴキゲン中飛車が多発するようになったのは棋聖防衛の後なので、その意味では鈴木八段は破れたとはいえ、佐藤棋聖に相当の影響を与えたのではないかと思います。

 

2.ゴキゲン中飛車について

実はあまりにも流行しているので、古本屋で探して、「ゴキゲン中飛車戦法」(近藤正和)を購入したんですよね。写真の帯にもありますが、堂々「力戦中飛車」と銘打ってあります(^_^;) 佐藤棋聖は攻めたがりで力戦型を好んでいるのでゴキゲン中飛車は棋風にあった戦法なんでしょうね。

ただ、佐藤棋聖はどこかの記事で角替わりになる将棋で五筋の歩を突くのは理にかなわない的な発言をしていたような気がします。もしかして考え方が変わったのでしょうか?この辺が気になりました。

 

3.渡辺竜王の対応

なんというか、実はある意味あきれているのです。渡辺竜王は勝つこと以上の価値を求めている、そんな気がするのです。

何故、第一局でわざわざ後手勝率の低い角替わり腰掛け銀戦法をうけたか?第二局で佐藤棋聖好調の原動力の一つであるゴキゲン中飛車にそのまま立ち向かっていったか?渡辺竜王の印象は勝負に辛く、相手の得意に飛び込むより自分の土俵に引きずり込むタイプだと思っていたのですが、あえて相手の得意な土俵にあがって勝負しています。

思うに、渡辺竜王は今回の番勝負では防衛する以上に、佐藤棋聖と腕力勝負がしたくて仕方ないのではないかと思います。昨年、炎の17番勝負といわれた、羽生三冠-佐藤棋聖の番勝負では佐藤棋聖の凄まじいまでの手将棋に多くのファンが魅了されましたが、実はそれを最も羨望の眼差しで見ていたのが渡辺竜王だったのではないかと思います。佐藤棋聖の対局時はしょっちゅう渡辺竜王が観戦している様子がコメントされていますが、きっと佐藤棋聖の「凄い手つき(笑)」の一番のファンが渡辺竜王なのでしょう(^_^;)今、竜王戦でその「凄い手つき」を最も間近に感じることの出来る瞬間を恐怖しながら楽しんでいるんじゃないか?などと想像しています。まぁ、渡辺竜王のブログを見る限り、「凄い手つき」に動揺はしてないようで、そこは安心しました(^_^;)

 

4.今後の展開

佐藤棋聖は同級生なんですよね(^_^;) 初の王将位奪取がなった羽生王将との番勝負以来、佐藤棋聖のファンになっているのですが、今回ばかりは渡辺竜王の巻き返しに期待したいところです。先手有利が言われる将棋にあって、第三局は渡辺竜王の後手番ですが、先手後手関係なくある程度勝てるところは是非見たい。次の第三局では渡辺竜王がどうやって佐藤棋聖を後手番でねじ伏せるか、そのへんを一番注目したいと思ってます。超一流棋士は後手番の時こそ楽しみ、というのが最近の私の考えなので。

あと、今の将棋界の三強である森内名人、羽生三冠、佐藤棋聖の三人と番勝負をしたことがあるのは渡辺竜王以外では、谷川九段しかいません。ある意味、渡辺竜王は若干22歳にして既に永世名人級なわけで、目先のタイトル以上に、思う存分佐藤棋聖の実力を振り絞らせる棋譜を作って欲しいと思います。

2006年10月11日 (水)

いや、似てますよ奥さんw

今日は将棋ネタ。

サンフランシスコで行われている竜王戦第一局中継ブログから。

コレ

いや、似てる、似すぎw 永世棋聖夫人、イイセンスしてるわ(^_^;)

2006年8月11日 (金)

盤外名人戦検証 その1

以前から何度か取り上げた将棋の名人戦主催者を毎日新聞から朝日新聞に移管するという話について、8/1に日本将棋連盟臨時棋士総会が行われ、事実上朝日新聞への移管が決定しました。

とかく、将棋連盟の道義問題銭ゲバぶりから感情論が支配した今回の話ですが、少し時間もたって私自身頭が冷えてきたこともあるので、この機に現時点での検証を改めて行っておこうと思います。

1.将棋連盟執行部の目的

米長邦雄永世棋聖が会長を務める将棋連盟執行部は、この名人戦問題が出来するまでは、連盟の損益改善と将棋の認知度向上の観点からそれなりの成果を上げてきたことは認めてよいと思います。

ではその現在の連盟執行部が何故スポンサーとしても共同事業主としても多大な貢献をしていることが明かな毎日新聞と絶縁するリスクを犯してまで名人戦を朝日新聞に主催させたかったのか?諸説ありますが、私は以下の理由全てを勘案した話ではなかったかと思います。(主に米長会長の心中を想定しています)

  • 将棋連盟の主スポンサーである大手新聞社を比較した場合、部数第二位であるにも関わらず公式タイトル戦を主催していない朝日新聞に名人戦を主催してもらうさせることでいっそうの将棋の普及が計れると考えたこと。
  • マスコミ界における朝日新聞のブランド力は高く、その権威を将棋の普及に役立てたいと考えた。
  • 名人戦移管をきっかけとして、連盟の主収入源である新聞棋戦の契約料アップを計った。
  • 兼ねてから王将戦の取り扱い(特に契約料)について不満を持っており、これをきっかけに毎日新聞に王将戦のてこ入れをしてもらいたかった。
  • 米長会長と毎日新聞はものすごーく関係が悪かった。特に米長会長が名人陥落したその期にA級も陥落した際に、順位戦拒否のためにフリークラスになった点が怪しい。(主催者である毎日新聞は面白くなかったはず)
  • 米長会長と極めて仲の悪かった大山十五世名人と関係の深い毎日新聞との関係を断絶してしまいたかった。
  • 名人戦朝日移管成功の暁には将棋連盟 and or 連盟理事会 and or 米長会長 に裏リベートがわたることになってるから。
  • 将来の政界進出に備え、米長会長が朝日新聞との関係を親密にしておきたかった。

といったあたりでしょうか?

仮に上記が正しいとして、米長会長が私益を計っていたとしてもそれは問題ではないと考えます。歴史は多くの英雄が私益を計った事実を示しています。ただし、その業績の評価は私益を計ったとしても公益にどれだけ貢献したか、という点をここでは問題とすべきと考えます。

2.名人戦問題が将棋界及び将棋連盟の利益となったか?

敢えてYES NO を明確にするならば、NOと言っていいと思います。理由は以下の通り。

  • 一連の騒動で将棋界で最も権威を持つ名人戦のブランドイメージが失墜した
  • 将棋連盟と棋士が道義に欠ける銭ゲバ集団とみなされた(事実かどうかは別)
  • 米長会長が自身のHP、著作、その他本件に関して報道された言動で、気違い非常識な人であることがはっきりとしたため、そういう人物を会長に選出した棋士全てが非常識であるとみなされた
  • 毎日、朝日以外のスポンサー(主にマスコミ)が一連の将棋連盟執行部の行動に不信感を持ち、それを厳しく批判した。(読売、産経日経など)

特に最後が大問題。特に読売新聞は最高棋戦として最も高い契約金を支払う竜王戦が権威において名人戦に及ばないことを白日の下に晒されてしまったことで、これまでの竜王戦で積み重ねてきたブランドイメージを一気に落とされてしまったことは我慢がならないのではないかと推測します。

ちょっと長くなりそうなので以下は次回にでも。

次回予告

3.道義問題とその重要性

4.米長会長の言動、人格と名人戦移管問題への影響

5.共催案の罪

6.今後の展開予測

脱線

上記のように書きましたが、今回改めて考えてみると、竜王戦とそれを創設した読売新聞はもっと評価されてよいと思います。とかく、金で序列1位を買ったとの批判もありますが、竜王戦の仕組みは、現時点で一番強い棋士が誰かを現実的な方法(総当たりが理想だがそこまで出来ないためのトーナメント方式とクラス分けによる挑戦者決定方式)で一番はっきりさせるタイトルになったと思います。

これは歴代竜王を改めてみてみると、島八段、谷川九段、羽生三冠、森内名人、佐藤棋聖、藤井九段、渡辺竜王と、将棋界を代表する棋士で占められて来たことで年をおうごとに権威を増してきたのでは無いかと思います。

2006年7月30日 (日)

第55期王座戦 1次予選 女流棋士 vs 男性棋士 4局一斉対局

久しぶりに何も予定がない土日。朝からネットサーフィンしてると、日経のHPで王座戦一次予選女流棋士一斉対局の特設ページ発見。

で、経過の棋譜を見てみたんですが、どれも面白そうということで、将棋連盟に電話して空きを確認、大板解説会に出向くことにしました。

で、渋谷まで電車で出て、時間もあったのでそこから徒歩で千駄ヶ谷の将棋会館に向かいます。途中原宿方向に向かうわけですがカップルばかりで、こりゃ、1人で来るもんじゃねーな(瀑)と、思いつつようやく千駄ヶ谷近辺に来たんですが、そこですっかり道に迷ってしまい右往左往するハメに。無理もない、将棋会館に行くなんて、小学生の時以来25年ぶりです。なんと四半世紀ぶり、今日大盤解説の渡辺竜王の生まれる前ですよ。なんだかなぁ・・・・

で、19時から解説会開始。ここから23時過ぎまで、結構な時間を解説の棋士の方々の軽妙なトークと、本日の対局の熱戦ぶりを楽しめました。以下、4局それぞれで私が印象に残った局面をば。

1.矢内女流名人-藤倉四段

060729

 解説の渡辺竜王が「古い!」と酷評していた将棋ですw  古いの意味は渡辺竜王、先崎八段のお話から総合すると、実践的に 勝ちにくい戦法と言う意味でしょう。実際にはずっとイイ勝負だったようですが、矢内女流名人が終始精神的に圧迫されていた気がしました。途中良さそうだったんですが、図の▲8七歩打が上手かったようで、最後は押し切られてしまったようです。全く関係ありませんが、四人の中では矢内女流名人が一番普通に綺麗な女性で好み(オイオイ)

2.清水女流二冠-長岡四段

060729_1 なんとなくですが、将棋の内容では一番地味wな印象。というか、プロ的な細かい応酬が多かったのではないかと思います。先手長岡四段の石田流はなんとなく飛車が窮屈そうで清水女流二冠の方が良さそうに思ってたんですが、図の△5六桂と飛ばされたあたりで差がついてしまったみたいです。

3.千葉女流王将-中村太地四段

0607291 今日素人的に一番面白かったのがコレ。千葉女流王将おっちょこちょいだけど才気煥発というイメージだったんですが、どちらも見せてくれるあたりが芸人根性あり?中村四段の誘いに乗るような格好でもろに香損しちゃったんですが、その手順で左右に分かれた金銀を活用し、中央3筋を制圧したのが上図。印象ですが、千葉女流王将を誘いにかけるために引いた中村四段の△3二飛が4段目の飛車の横効きが消えたので構想0607292的に良くなかった印象でした。その後下図の局面に。ここで旦那の千葉幸夫五段大盤解説会場に登場。渡辺竜王と局面解説をひとしきりしてましたが、▲7五金と出て、先手有利と明言。しっかり旦那にヨイショする様を見て、竜王、番外戦術も巧みだなw と思いました。実戦はここで▲7六歩。その後千葉女流王将は見る見る形勢を損ねていった感じでした。

4.石橋女流四段-佐藤和俊四段

060729_2 今日を最も意識していたのが石橋女流四段だったかも知れません。いきなり初手▲4八銀。その後、朝日オープンで羽生三冠も採用した飯島流引き角戦法を採用。石橋女流四段と親しい渡辺竜王は「この戦法、勝率悪いんですよねー」とまたも酷評していましたが、今日の展開も作戦負け気味でした。印象ですが、▲7六歩ですぐに働く角を何手も使わないと働いてこないあたりがこの戦法の欠点のように思いました。ただ、図の次の一手クイズの局面で指された▲6四歩が好手で、解説の渡辺竜王、中井女流六段ともこの手を示さなかったあたり、解説者として有罪wですが、ここから苦しいながらも勝負形に持ち込むあたりが石橋女流四段の強さを十二分に示せたんだと思います。

5. その他

  • 渡辺竜王は思ったよりひょろっと、先崎八段はぽっちゃりとしてました。二人ともジム通いで肉体改造の余地ありwです。
  • さすがに四局同時解説と言うことで、解説の方も大変そうでした。四局全てが熱戦になったのはうれしい誤算かな?
  • 結果は女流全員討ち死にでしたが、女流棋士全員がそれぞれ工夫を凝らした内容で十分満足しましたが、むしろ男性四段側の方が緊張気味で勝負に辛かった印象。せっかくの機会なので、コレが自分の将棋だという個性をもっと見せて欲しかった気がします。

2006年4月14日 (金)

名人戦場外乱闘

高い買い物を続けたせいもあり、すっかり貧乏(>_<)になってしまったんですが、故にあまりお金のかからない趣味と言うことで、最近、また将棋を見直し始めていました。昨年度は、各棋戦とも面白く、以前まではあまり評価していなかった米長将棋連盟会長をずいぶんと見直したのです、いや、ほんと。ですが・・・

よりによって名人戦7番勝負の最中に名人戦移籍問題が勃発するとは・・・で、主催者である新聞社のコメントはこうです。

現在主催の毎日新聞

今度主催になる予定の朝日新聞

あれれ?なんか、事実関係が微妙に食い違ってるような・・・

で、ネットを世間とみた場合の反応はというと、圧倒的に毎日擁護が優勢ですね。将棋ファンにとって、これまでの貢献度で言えば朝日と毎日では格段の違いがありますから、私も心情的には毎日よりです。でも、ここはあえて感情を抜きにして考えてみます。

1.将棋連盟の財政問題

どうも赤字らしいです。それも億単位で。ところで将棋連盟の経費ってのは圧倒的に人件費の比率が高いと思われます。要するに、収入に対して棋士の数が多すぎるのでしょう。

で、将棋連盟の収入ですが、その大部分は棋戦を主催する新聞社からもらっているようですから、確かに主催新聞社との契約金は、将棋連盟にとっては最重要課題です。まして億単位のお金、ファンだからといって一概に批判というのは問題でしょう。

ただ、こういうことは言えると思います。商売においても、目先の収入を高くしようとすればそれだけリスクを伴います。リスクを軽減する方法として、永年のつきあいと信頼関係を重視するということは決して経済合理性に反するとは決めつけられないと考えます。感情論を抜きにしても、安定した商売には不可欠の要素であることは抑えておくべきポイントでしょう。

2.将棋の普及

日本将棋連盟の存在目的は将棋の普及であったと理解しています。で、将棋界では最高の権威である名人戦の主催新聞社としては発行部数も多くて影響力の強い新聞社を希望するというのであれば、ある程度理解はできます。実際、7大棋戦を主催していない割には、朝日新聞は、HPでの情報も充実しており、さすが日本で一二を争う新聞社だと結構見直していました。

が、それでも、この分野では毎日新聞の実績には遙かにおよばないでしょう。関連会社の書籍や週間将棋など、主催する名人戦、王将戦以外にも多大の貢献を行っています。朝日新聞が今からここまでやれるかは、相当に疑問です。

3.ファンの問題

自分で言っててなんですが、ファン自身にも問題があります。特に、ここで問題視しているのは、ネット中継と、某巨大掲示板の棋譜貼りです。これ、将棋連盟からすればボランティア以外の何ものでもありません。ネット中継が有料化されただけで大騒ぎすし。将棋の性格からして、棋譜という情報は、ただで手に入れるのが当然という考えは、反省すべき点が多いと思います。何も何億円も負担しろとは言いません。ファンならせめて「将棋世界」くらい買ってもいいんじゃないか、と思いますが。

4.米長会長に対する疑惑

前から思っていたんですが、米長会長は、才能のある人であること、棋士として優れた人であったことは認めますが、品格が無さ過ぎるように思います。自信のHPでも、たびたび、他人の悪口や暴露話がかかれていましたが、特に気になるのは、故大山十五世名人との関係で、明らかに二人は仲が悪かったと思われます。今回の件、その大山十五世名人と非常に深い関係のあった毎日と縁切りをしたいのかと言うのは勘ぐり過ぎなのでしょうか?

5.で、今後どうするのよ?

ですが、最終的には棋士のみなさんが決めるしかないことだと思います。が、以下の二点は是非やるべきかと思います。

  • 将棋連盟HPでの名人戦移籍問題に関する交渉経緯の説明。特に、朝日新聞と毎日新聞の主張の食い違いについて
  • 名人戦移籍問題を名人戦七番勝負最中に勃発させたことに対する将棋連盟理事全員の引責辞任

2005年10月13日 (木)

プロってなんだろう?

昨晩報告の記事の通り、私の前の車は既にドナドナされていってしまいました・・・従って納車日まで車がない生活を送っているわけです。

で、前日のお話とはうって変わって、今日は将棋の話でも・・・

最近将棋界の話題といえば、某N社の関連会社の元奨励会員が、アマチュアとして非常に優秀なため、プロ入りのための特別試験を行っている件があります。そう、瀬川アマのプロ編入試験6番勝負です。公式ページはここ↓

http://segawa-challenge.at.webry.info/

ところで、プロってなんだろう、と改めて考えてみるとよくわからないことが多いです。手元にある広辞苑で調べてみましょう。

プロ:プログラム、プロスチエーション、プロセント、プロダクション、プロパガンダ、

    プロフェッショナル、プロレタリア などの略。

あぁ・・・これじゃ意味無いなw ちなみにこの中だと私はプロレタリアでしょうか(^_^;)

プロフェッショナル:専門的。職業的。プロ←→アマ

要するに、職業としてあること(多くは仕事)を専門的に行うのがプロって言うことなのでしょう。今回の瀬川アマのプロ入試験について言えば、よーするに

就職試験

と考えるのが妥当なようです。

日本将棋連盟は一社員の採用をわざわざ特別に見せ物として、一般公開するというわけです。まぁ、採用試験ですから、その会社(組織)が自分で決めた方法をとやかく言うのは筋違いではありますが、普通の会社で言えば書類選考の書類を公表したり、面接経過を動画配信するってことで、これはなかなかすごいことだと思いますね(^_^;) まぁ、国家のスパイのような、とても公に出来ない採用活動以外はこの方法を採用することも可能とは思いますが、どっかの会社がやってみたらそれはそれで勇気があると思います。

が、

どうせなら役員や管理職の選考経過をHPで配信したり、会議や面接の模様をインターネット配信するってのをやってほしいと思っているサラリーマンはさぞ多いことでしょうねw

ところで、かの瀬川アマですが、6番勝負のうち既に4番まで終わっているわけですが、その内容を見る限り、観客としてはその実力や実績については敬意を表するところですが、瀬川アマの棋譜の内容、外見、言動といった点については、わざわざプロにするほどの特別な付加価値を感じていないのが残念です。むしろ、試験官を受けたプロ棋士の方々の人選とそれぞれの将棋内容の方がプロ的に感じています。一局目の佐藤天彦三段の馬の使い方、二局目神吉六段のパフォーマンス、三局目久保八段の巧みな指し回し(加えて同じ振り飛車党の神吉六段と違う趣の手将棋的な振り飛車への誘導)、四局目中井女流六段の新手と構想。いずれもそれぞれのかたの役割と持ち味を世間にアピールしつつ、真剣勝負を戦っている様子がよいのではないかと思いました。これだけでも将棋連盟の策としては十分成功だったように思います。

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