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2007年10月 4日 (木)

「不都合な真実」を見ました♪

ちょっと久しぶりのブログです。で、今日のお題は不都合な真実071004

地球温暖化に対して警告と行動を求める啓発映画ですね。アル・ゴア前アメリカ副大統領が作った映画です。実は本日、会社の環境運動啓発の一環として上映されるというのでこの機会に見てみました。

で、まず、作品としての出来なんですが、これが結構面白い。のっけから、ゴアさん、「一瞬だけ大統領になったアル・ゴアです」という挨拶からはじまり、聴衆は爆笑。以下、ゴア氏の体験を交えながら、地球温暖化問題に関してわかりやすく説明してくれます。90分ほどの映画ですが最後まで飽きずに見続けることができました。

 

内容で多少気になったのは、地球温暖化の原因を二酸化炭素の排出量増加に起因するという論理を証明するのに十分条件を提示しているのではなく必要条件を提示しているように見える点です。ゴア氏の批判者が良くついてくる問題点でもあります。ただ、私が思うに、地球規模の環境要因を二酸化炭素排出量にのみ求めること自体が問題のすり替えであろうと言う気がします。様々な要因を必要条件として地球規模の温暖化という事象を説明する十分条件になるのではないでしょうか?そして、その十分条件を構成するかなり重要なパーツとして二酸化炭素排出量の問題があるというのは体感的、判明している事実からの論理的推理で事実ではないかと認識すべきと思いました。その程度の「事実」はこの映画で表現されていたという点で、この映画は十分存在価値があると思います。

 

また、ゴア氏はアメリカが最悪の二酸化炭素排出国であるという「極めて不都合な真実」を認めた上で、問題の解決を最後は倫理の問題と述べています。これはあえて誤認して批判する人もいるのですが、その前提として、民主主義の原則を至上のモノとしているということがあると思います。民主主義を正しく使える人間は自分の都合や一時の利便ではなく社会全般の公益にかなった行動をするはずという考え方なのだと思いました。東洋的に言えば性善説に基づいた考えなんでしょうね。ですが、私は性悪説をとる人間なので、こうした倫理に基づく民主主義的意志決定で物事が解決できるかに関しては大いに疑問です。ゴア氏の主張や志はおおいに賛成しますが、それを実現する方法が倫理に基づいた民主主義では難しいのではないかと。これこそ、「ゴア氏にとって最も不都合な真実」ではないかと思います。もっとも、ゴア氏もそれは百も承知で誰よりもアメリカ人の意識と倫理の改革を訴えているのかもしれませんが。

 

ところで、この映画に関しては個人的には、ゴア氏が訴えたかった地球温暖化問題よりも別のことが印象に残りました。

 

一つ目は「不都合な真実」を認めない人に関しての話。「不都合な真実で給料をもらうのが不都合になる人」は「不都合な真実」を認められないって話。激しく同意しちゃいました。毎日仕事で感じていることですから・・・_| ̄|○

 

二つ目はゴア氏自身に関してのこと。7年前のアメリカ大統領選、ほとんど勝利していたゴア氏がフロリダの開票問題で手作業の集計を主張し、みっともない印象を与えた報道。あのあと、「ゴア氏はもう大統領候補として再チャレンジ出来ない」と言われていたような気がします。ですが、今、2008年の民主党の隠れ本命候補としてゴア氏は密かに評価をあげているようです。(本人は出馬を否定していたと思いますが)再チャレンジというのはこういう人生を送る人のことを言うのだと、大変感心しました。はたして我が国の前首相はこれだけのことが出来るのか、甚だ疑問なところが情けない限りですが・・・

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